マクロ経済学(IS-LM分析)

危うく3日坊主になりそうでした。とりあえず今日は「IS-LM分析」です。
テキストでは簡便4象限法とかいうのの説明が多いです。なのでさっぱり
わけわからん状態ですが、それなりに頑張ってみます。

1:IS曲線の導出
財市場の均衡を表す。Iは投資を表し、Sは貯蓄を表す。
・IS曲線導出の材料
I→利子率の関数、S→所得の関数で「I=S」で財市場を表す。
投資関数
利子率の減少関数、I (投資関数)=I(r) ※rは利子率
・政府活動の導入
裁量的な拡張的な財政政策はIS曲線をシフトさせる。
IS曲線の右シフト=政府支出の増大や減税等の有効需要を増加させる要因による

2:LM曲線の導出
利子率の低下が国民所得の増大につながる因果関係を明らかにする目的
・LM曲線導出の材料
貨幣需要(MD)=L、L=取引的動機+予備的動機(L1)+投機的動機(L2)
MD=L1+L2
貨幣供給(Ms)=名目貨幣供給/物価(P)
・LM曲線のシフト
金融緩和策・物価下落:実質貨幣供給(MS)が増大→右(下)へシフト
金融引締策・物価上昇:実質貨幣供給(MS)が減少→左(上)へシフト



独立投資拡大→IS曲線が右にシフト
利子率がr1→r2に下落する。
IS曲線、LM曲線の均衡点がE→Fに移動する。
国民所得がY1→Yfとなって増大する。

3:特殊なLM曲線
流動性の罠のLM曲線
金融政策は無効→LM曲線をシフトさせても均衡点Eは変わらない
IS曲線を右にシフトさせる拡張的な財政政策を実施すると均衡点が
E→E´となり国民所得がY1→Y2に増加するので財政政策は有効となる。   

投資の利子率に対する弾力性ゼロ
金融政策は無効→LM曲線を右にシフトさせても国民所得が増えない。
流動性の罠と同じくIS曲線を右にシフトさせる拡張的な財政政策を実施すると
均衡点がE→E´となり国民所得がY1→Y2に増加するので財政政策は有効となる。      

4:クラウディング・アウト
政府が市場に介入して公共投資を行うと民間の投資が締出しを受ける
・古典派による財政政策の無効論
政府支出を拡大すると利子率が上昇してしまい。投資が減少する。
政府の支出がクラウディングアウトを引き起こして支出効果が投資の減少で
相殺されてしまう。
・ケインズ版クラウディング・アウト
財市場:
政府支出(ΔG)の拡大→国民所得は拡大(ΔY=1/1-C×ΔG)
貨幣市場:
L1を増加→貨幣需要(MD)の増加が利子率(r)を上昇させる。
財貨幣市場同時:
一部のクラウディング・アウトを引き起こして政府支出が投資の減少を
引き起こす。→財政政策の波及効果は乗数倍にはならないが国民所得は増加する。

うーんさっぱりです(笑)。
最終的には以下の公式を図示したんが今回の章ということかな(苦笑)

金融緩和策・物価下落:実質貨幣供給(MS)が増大→お金が流れる
金融引締策・物価上昇:実質貨幣供給(MS)が減少→お金が流れない。


とりあえずはこんなところで。継続して労働市場分析に入ります。

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