ミクロ経済学(国際貿易)

さてようやく最終章の6章です。「国際貿易」とはタイムリーですな。

1:貿易の余剰分析
余剰曲線自体はここまでの考え方と同じ。基本線は面積を最大化する。
自由貿易により総余剰が自給自足経済より大きくなる。
TPP問題で言われているように貿易で海外から安い財が入ることにより
消費者は余剰を増大させるが国内の生産者は余剰を減少させてしまう。

2:保護貿易政策(関税政策)
厚生の損失を妨げて効率的な資源配分が妨げられる。

3:国際分業と比較優位
比較優位の理論(比較優位)
リカードで有名な比較優位、自分の生産が割安な財に特化して輸出することで
利益を獲得することができる。→ボックスダイアグラムで計算できる


しかしながら単純なモデルで反論するのもおかしいけど、比較優位の考え方で
両方の財とも生産高となってしまっていて、企業の理論からいうと、両方とも他国で
生産した方が優位となる場合は、当然ながら自国には残らないという結論になるのではないか?
それに対する理論がないというところがミクロ経済学の弱点かもしれない。

余談は置いといてまとめ
「消費者行動」と「生産者行動」の均衡点を「市場」で求める。
「市場」での最大利益とは最大の「面積」を得るための計算である。
最大の面積を得ようとすると一方に損失が発生する結果となるため
政府が介入してくる。国際貿易についても基本は面積の最大化が目的である。

うーんなんとなくしまりが悪いが・・・。
ひとまずミクロ経済学完了。

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