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1月, 2011の投稿を表示しています

データベーススペシャリスト(応用技術)

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網走で流氷を見ていたので2日間ほど間があいてしまいました(苦笑)。 流氷の速度計算と着氷予測とかの計算なんかも案外、観光には有効かも しれないです。さて本題、いよいよ最終章です。 行ってみましょう。 1: レプリケーション ・複数のデータベース間で更新したデータを自動的に反映させる。 ・ 同期レプリケーション(同期更新) 同一トランザクションで2つのサイトを更新する。→負荷が高い。 ・ 非同期レプリケーション(非同期更新) トランザクション完了後にバックアップサイトを更新→更新が遅い。  2: OLAP(多次元分析) ・ OLAP(On-Line Analytical Processing) データを多角的に見て法則性を分析する。 ・ MOLAP(Multi-Dimensional On-Line Analytical Processing) 多次元データベース を用いた分析処理 ・ ROLAP(Rerlational On-Line Analytical Processing)     関係データベースを用いた分析処理 ・ スライシング 2つの軸を選択して特定の面だけを参照する。 ・ ダイシング サイコロを転がすようにデータの軸を変える。 ・ ドリルダウン 集約されたデータを細かく砕いていく。 ・ SQL/OLAP SQLのOLAP拡張 3: データマイニング 大量に 蓄積されたデータから隠れた規則性を見つけ出す。 規則信頼度が高くても規則支持度が低ければ意味が無い。 規則支持度が高いと規則信頼度は低い。 ・規則信頼度 結論部の数/条件部の数 ・規則支持度 結論部の数/全体の数 4: データウエアハウス ・主題指向(Subject-Oriented) データ中心でデータを格納する。 ・ 統合(integration) データ体系を統一する。コード体系や意味、名称の統一 ・ 時系列(time-variant) 過去から最新のデータまでを保持する。 ・ 不変性(nonvolatile) データが不変。更新されない。 5:メタデータ、データ辞書、リポジトリ ・ メタデータ データに関する情報のこと、データベースだと 「表定義、ビュー定義、列定義、権限定義」のよ

データベーススペシャリスト(分散データベースシステム)

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さて2日間おやすみしてしまいましたが、本日は 分散データベース について 進めます。 実際の運用だとかなり大変そうですね。 1: 分散データベースシステム 定義 ・分散データベースシステムとは 地理的、論理的に分割した複数のシステムが 通信手段を介して結合、強調してまとまった処理を行うシステム ローカルサイトとリモートサイトからなる。 ・利点 危険分散:障害の局所化と災害時のリスク分散 負荷分散:複数マシンに分割して格納することで負荷を分散 2:分散データベースにおける 透過性 ・アクセス透過性 ローカルサイトでもリモートサイトでも同じ方法でアクセス可能 ・位置透過性 データの場所を利用者に意識させない。 ・重複透過性 1つの表が複数あったりサイト間でデータの複製が存在していても 利用者に意識させない。 ・分割透過性 1つの表が複数のサイトにまたがって格納されていても意識させない。 ・移動透過性 表を格納しているサイトを変更しても利用者に格納先の変更を意識させない。 ・障害透過性 いずれかのサイトで障害が発生しても隠蔽してしまう。 ・並行透過性 複数サイトから同時に並行して操作できる。 ・規模透過性 アプリケーションやOSに影響を与えずにシステム規模を変更できる。 3: 分散データベースでの表の結合方法  ・セミ結合(Semi-Join)   通信負荷を小さくする方式。射影結果を結合相手のサイトに 送信して表を結合してから自サイトにその結合結果を転送する。 ・ 分散入れ子ループ結合 一方のサイトから射影と選択を行った外表の行を1行ずつ他方の サイトに転送して受け取った各行に結合処理を行う。 *結合する表がリモートサイトの場合はセミジョインのほうがいい。 ・分散併合結合 一方のソート結果他方に転送してマージ処理を行ってから リモートの処理結果をローカルに転送する。 ・ 分散ハッシュ結合 行数が少ない方の表の検索結果を他方のサイトに転送して ハッシュ表を作成してからハッシュ結合を行う。 4: 2相コミットメントプロトコル コミット準備→コミット最終指示というパターン ・サブトランザクション 各サイト内のトランザクション ・グローバルトランザク

データベーススペシャリスト(インデックスとアクセス手順)

今日は インデックス の話です。よくデータベースの検索スピードが遅いと インデックスを張ればいいとかいう人がいますが・・・・。 更新系、特に基幹系のシステムでは逆効果になるケースもあったりする ので要注意です。 1:インデックス ・ B+木インデックス バランス木 なので追加、削除、更新の際にすべての リーフページ の深さ (階層レベル)が同じになるようにメンテナンスされる。 ※ルートページを除く各ページ内の利用率が50%以上になるようメンテナンス ※B木インデックスの位数がnのとき最大「2n+1」の下位ページをもつ。    ORDER BY句でもインデックス効率を低下させないようにしたのがB+木     ・ ハッシュインデックス   ハッシュ関数の値からデータの位置情報を求めてそこから 行識別子(ROWID) を求める。      衝突(コンフリクト) :同じ関数値が求まってしまう。   同義語(シノニム) :同じ関数値のキー値同士 ・ ビットマップインデックス 格納される値の種類が少ない場合に使われる。データウェアハウスで有利。 ・リンクインデックス ポインタによって主キー⇔外部キーの参照を高速化 他のインデックスと組み合わせるとさらに高速化する。 ・ 結合インデックス   結合キーで検索するときに高速化するインデックス ・その他のインデックス n-gramインデックス :全文検索用 四分木インデックス :地図などの空間情報検用 UB木インデックス  : B木の改良版検索効率を向上させているよう 2:インデックスの効果と弊害  ・ インデックスの効果   アクセスデータ絞り込みによるI/O回数とCPU時間の削減 キー値順[昇順、降順]の行データ取得によるソート処理削除 *キー値の種類が多いほどキー値の重複が少なくなりインデックスによる 絞込み率もよくなるため検索効率がよくなる。 ・ インデックスの弊害   大量データの ランダムアクセス によるI/Oの増加   データ更新時のインデックスメンテナンスによるオーバーヘッド増大 3: クラスタインデックス 複数(n)行検索時の参照データページ数を削減する効果がある。 I/O削減: ヒット行数/ページ内平均行数   ※ヒット行数≧表格納データページ数=インデックスは使わないほうがいい。  

データベーススペシャリスト(障害回復)

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昨日は飲んでて手が回りませんでした。今日は気を取り直して。 障害回復 です。データベースのファイルをコピーしてポンと戻す ってなわけには いかん みたいです。 1:障害の種類 ・ トランザクション障害 トランザクションが異常終了する。ロールバックも含む。 ・システム障害 DBMSの再起動が必要となる場合。 ・メディア障害(ディスク障害) データベースの物理的障害。 2: 前進復帰 と 後退復帰 3: ロギング 障害時にデータベースを復旧させるために必須 データベースを格納する記憶装置より高信頼性が 必要。 ・ディスクの ミラーリング ・ ログファイルの二重化 ・ 非同期遅延書き込み データベースの更新性能を向上させるために非同期で 記憶装置に書き込みを行う ・ 書出ログの種類 トランザクション開始ログレコード 更新前データログレコード=後退復帰 更新後データログレコード=前進復帰 コミットログレコード ロールバックログレコード トランザクション終了ログレコード ・ WAL(WriteAheadLog)プロトコル ログ先行書 更新データ書出前に更新ログ書出 コミット時ログ強制書出 トランザクションがデータベースに対して行ったすべての更新ログを コミット前に書き出す。 ・ トランザクションの障害からの回復 障害が発生したトランザクションを後退復帰させる。 ・ チェックポイント とシステム障害からの回復 チェックポイントである時点の更新状況リストを書出 ・メディア障害からの回復 バックアップファイル復旧後にロールフォワードで復旧 ・ フルバックアップと差分バックアップ フルバックアップで全体をバックアップ、差分バックアップは 前回バックアップとの差分だけをバックアップする。 バックアップからの回復には 「フルバックアップ+すべての差分データ」が必要。 データベースを停止してバックアップ するんならファイルコピーして やればいいけど オンラインバックアップ だとデータベースを動かしたまま コピーする必要がある。当然前者の方が処理は早く終わるけど今や24h365日 稼働が当たり前のシステムなので負荷が重くてもオンラインバック

データベーススペシャリスト(トランザクション管理)

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本日IPAのページで申込しました。DBスペシャリスト。 まだ不十分かなと思いつつも、追い詰めんとやらないので 申し込みしときました。残り90日です。やれるだけのことは やっておこうと思います。  1: トランザクション とは ・論理的にそれ以上分割することができない一連の操作 ・回復に関する基本単位となるSQL文実行の並び トランザクション中のすべての操作は実行されるか実行されないかの いずれか(all or nothing) 2:トランザクションの指定 ・ COMMIT 文 該当のトランザクションで実行された更新を反映する。 ・ ROLLBACK 文 トランザクション処理が失敗したときに処理結果を反映させない。 ・ TPモニタ 配下の場合 アプリケーション→TPモニタ→DBMS ※TPモニタがDBMSにCOMMITやROLLBACKを発行 3: ACID特性 ・原子性(Atomicity): すべて実行されるか全く実行されないか ・一貫性(Consistency):   データベースの内容が矛盾のない状態 ・隔離性または独立性(Isolation): 同時実行でも順番に実行しても結果が一致  ・耐久性(Durability): トランザクションが正常終了すると更新結果はDBから消えない。 4: 同時実行制御 ・ロック方式 ロックをかけて他トランザクションからのアクセスを待たせる。 → デッドロック の可能性がある。 ・楽観的方式 データが他のトランザクションに更新されていないことを確認してから 更新する。 →デッドロックにはならないがトランザクションのロールバックが多い。 ・時刻印方式 トランザクションごとにタイムスタンプを保持して比較する。 データアクセスが競合した場合は先にアクセスした方を優先。 → 分散データベース で有効 5: 排他制御(ロック方式) ・ 更新の消失(lost update) あるトランザクションがデータを参照し更新している間に 他のトランザクションが同じデータを参照し更新すると データが不正になる。 ・ ロックの粒度 小さい範囲でロックをかけるオーバーヘッドが増加する。 ・ ロックモード 粒度の小さい資源→下位の資源(行)

データベーススペシャリスト(整合性機能、表定義・ビュー定義と権限)

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今回もSQLなんですが、 DDL の部分になります。 今日も張り切って行ってみます。 1: 整合性機能 データベース中のデータ整合性を維持する。 ・ 表制約定義、列制約定義 CONSTRAINT 制約名 ・ NOT NULL制約(非ナル値制約) 列名 NOT NULL 列の値としてナル値をもつことを許さない定義 ・ 一意性制約(UNIQUE) UNIQUE 列名 列の値が表の中で一意になるように制約する。 ・ 主キー制約(PRIMARYKEY) PRIMERY KEY 列名 表の主キーを定義する。一意性制約+NOTNULL制約を指定したのと 同じ効果がある。=>行を一意に識別する。 ・ 参照制約(REFERENCES) FOREIGM KEY 列名 REFERENCES 表名 REFERENCESの後に指定した表のキー ・ 参照制約での参照被トリガ動作 ON UPDATE 参照動作 ON DELETE 参照動作 ・ 表検査制約(CHECK) CHECK(条件)   条件を満たしていなければ行挿入できない。  ・ 定義域制約(DOMAIN) CREATE DOMAIN 定義域名 AS データ型   該当の列に入力できる条件を定義することができる。 ・ 表明(ASSERTION) CREATE ASSERTION 制約名 CHECK(探索条件) 表に制約条件をかける際に使用する。 よく分からないけど・・・。例えば予算表とかいうテーブルに 前年を超える予算しか登録できない様にするというケースで使う。 ・ 列の既定値 DEFAULT 列の既定値をセットする。DEFAULT句を設定しないとNull値が入る。 ・ トリガ CREATE TRIGGER トリガ名 ON 表名 被トリガSQL文 別のテーブルや列を更新したりする動作を定義する。 値の更新前や更新後の動作を定義する。 ・その他の整合性用語 外部キー制約 :参照制約と同義 形式制約 :桁数や型の制約 更新制約:データ更新時に条件を満たす値を持つように制約する。 存在制約 :あるデータが存在するためには別のデータが必要という ような制約のこと。 2: 表定義 、 ビュー定義 と 権限 ・スキーマと表と権

データベーススペシャリスト(データベース言語SQL)

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今日は SQL です。室内なのにすごく寒いです。氷点下8度やもんな・・・。 寒いほうが頭が回るはずですが、手がかじかんで寒い。 データベーススペシャリストのSQLは SQL92 がベースらしいです。 1:データモデルとSQL用語の比較 2: SELECT文 ・すべてのデータの選択 SELECT * FROM 表名 ・射影(表中の特定の列の検索) SELECT 列名1,列名2,...列名n FROM 表名 ・選択(表中の特定の行の検索) SELECT * FROM 表名 WHERE 検索条件 ・選択と射影(表中の一部分の検索) SELECT 列名1,列名2,...列名n FROM 表名 WHERE 検索条件 ・検索結果からの冗長行排除 SELECT DISTINCT 列名1,列名2,...列名n FROM 表名 3:検索条件で指定する 述語 ・ ブール演算子 優先順位「( )>NOT>AND>OR」 ・ 比較述語 、 BETWEEN述語 、 IN述語 A  比較演算子  B BETWEEN A AND B IN (A,B....) ・ LIKE述語 LIKE パターン文字列 パターン文字列「%」は任意の長さの文字列 「_」は長さ1の文字列 ・ NULL述語 列 IS NULL ・ 副問合わせ SELECT 列名1,列名2,...列名n FROM 表名 WHERE 条件= (SELECT 列名1,列名2,...列名n FROM表名) 条件部で別表への問い合わせをしたりするときに使う。   複数行の結果を返す副問合わせはエラーとなる。 ・ 限定比較述語 ANY、SOME:いずれかの行を満たすかどうか ALL:すべての行を満たすかどうか ・ EXISTS述語 EXISTS 副問合せ 単純に副問合わせの条件を満たすかどうかということ。 4:結合検索 ・直積演算 SELECT * FROM 表1,表2 2つの表のすべての組み合わせを表示・・・。 ・結合演算 SELECT * FROM 表1,表2 WHERE 表1.列名1=表2.列 1 2つの表を1つのキーで結びつけ ・ 自己結合 SELECT * FROM 表1 AS

データベーススペシャリスト(関数従属性と多値従属性および正規化)

今日は幸い第3章と第4章進捗です。 一応、何となくは理解できるけど人に説明しろと言われると 説明できないという概念です・・・。言葉が難しいね。 1: 関数従属性 関係の中でXの値が決まるとYの値が一意に決まると 関数従属性が存在する。という以下の事例。 A→B:Aが決まればBの値が決まる。 {A,B}→C:AとBが決まればCが決まる。 C→{A,B}:Cが決まればAとBが決まる。   ・完全関数従属性: どんな組み合あわせだろうが必ず値が一意になる。 X={A1,A2,A3}のときX→Yならば完全関数従属(以下のケースが成立) {A1,A2}→Y、{A1,A3}→Y、{A2,A3}→Y、{A1}→Y {A2}→Y、{A3}→Y ・部分関数従属性 複数の候補キーもしくはいずれかのキーで値を特定できる。    {A,B}→Cであり、A→CまたはB→Cである場合、Cは{A,B}に部分関数従属する。 ・推移的関数従属性 ある値が決まると別の値が決まって最終的な値を特定できる。    A→B→Cのとき、CはAに推移的関数従属する。   ・ 自明な関数従属性 YがXの部分集合であるとき、X →Yが必ず成立する ・関数従属性の公理( アームストロングの公理系 ) 反射率:Y⊆X⇒X→Y 添加率:X→Y⇒X∪Z→Y∪Z  推移率:X→Y∧Y→Z⇒X→Z ごめんなさいさっぱり分かりません。なぜにこんな難しい言い回しなんだ(泣) さっぱりやけどどうやらひとつのキーが導き出せれば最終的に目的とする値を 取り出すことが出来るということらしい。で乱暴にまとめよう。 2: 多値従属性 教科書読んでもさっぱり意味不明なことが書いてあります。 先人 が調べてくれてます。 ココ の説明がしっくり来るとのことですが・・・ Aが決まればCがなんだろうがBが決まるってどういうこと? 余計にパニックです。まあ正規化が本チャンなんでここはこれで流そう。 3: 正規化 ついに来ました正規化、1つの事実を1箇所に( one fact in one place )です。    DBスペシャリストの天王山とも言えるところですね。 もうひとつは関係データモデルで扱える形にするという意味が込められています。 4: 第1正規形

データベーススペシャリスト(データモデルと関係代数)

今年の本命のひとつデータベーススペシャリストについても テキスト 2周目スタート このテキストはかなりイイです。過去問CDが付いてくるんで午前対策がやり易いです。 欠点としてはCDの問題に解説がないこと位かな・・・。 そのまま読み進んでも理解が薄くなりそうなので、とりあえずまとめてみようかなと ゆっくりとまとめていきます。気が向いたときに進めていこうかと思っています。 1:データモデル ・ データモデリング 実世界→ 論理モデル にすること= ネットワークモデル、階層モデル、関係モデル ・ 概念モデル 実体と関連の紐付け=>エンティティとリーレーションシップで表現する。 「多対多」を「1対多」と「多対1」に落としこむ( E-R図 、 UML記法 ) 2: 関係モデル ・ 候補キー :タプル(行)を一意に識別するための最小の属性をいう ・ 主キー  :候補キーのうち1つを選択したもの、1関係中に1つのみ。 ・ 代替キー :候補キーで主キー以外のもの ・ スーパーキー :これが決まればその関係が決定できるというキー ・ 外部キー :関係間をひもづけるためのキー 3: ANSI/SPARC3層スキーマ構造 ・概念スキーマ:実世界のデータ構造をまとめる ・外部スキーマ:データを利用者に見せる見せ方 ・内部スキーマ:実際にデータを物理配置する。 4: 関係代数 の種類・和集合互換 ・ 和集合 :R∪S(両方の合計) ・ 差集合 :R-S(片方でかぶっていないのだけ) ・ 共通集合 :R∩S=R-(R-S)(両方かぶってる) ・ 直積集合 :R×S(とりあえずかけ合わせた物) ・ 射影演算 :指定されたタテ(列)を抜き出す ・ 選択演算 :指定された横(行)を抜き出す ・ 結合演算 :一致したのを結びつける ・ 商演算 :条件と一致した列を抜き出す。 ・和集合互換:行、列が等しくないと和集合とか差集合、共通集合できないということ まあ言葉としてはたいしたことはないところで覚えてしまえばいいんですが キーの概念とか関係代数は身体で覚えこんだ方がいい気もします。 テキスト以外で補足的に使うためのメモ ◆集合関連初歩 http://noribeat.s38.xrea.com/math/

ビジネス会計検定(財務諸表分析)

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昨日はサボってしまった・・・・。気を取り直して最終章の財務諸表分析 行ってみましょう。んで昨日きちんとビジネス会計検定2級申し込みしました(笑)。 これで後には引けませんな。がんばるぞ。 1:財務諸表分析の基本 ・内部分析: 当該企業の経営管理に関する判断 ・外部分析:当該企業との関係締結、評価に関する判断   損益計算書:原価→収益の流れを表す。 キャッシュ・フロー計算書:資金の流れを表す。 貸借対照表:一定時点の会社の財産状態を表す。 ※上記の3種類の計算書を中心として企業の状況を表すのが財務諸表 2:百分財務諸表と時系列分析 ・貸借対照表構成比率 (貸借対照表の各項目の金額/資産合計(または負債・純資産合計))×100% ・百分損益計算書 (損益計算書の各項目の金額/売上高)×100% ・時系列分析( 趨勢分析 ) 対前年度比率:    (分析対象年度の金額/分析対象前年度の金額)×100%    伸び率:    ((分析対象年度の金額-分析対象前年度の金額)/分析対象前年度の金額)×100%    対基準年度比率:    (分析対象年度の金額/基準年度の金額)×100% 3: 安全性分析 (1)期安全性分析 ・ 流動比率 企業の短期の債務能力を図る。かっては200%が理想だが今は 相対評価になっている。 (流動資産/流動負債)×100% ・ 当座比率   流動比率の補助指標、現金預金および受取手形、売掛金 売買目的有価証券といった換金性が高い物のみを利用 100%超が基準      (当座資産/流動負債)×100%   ・ 手元流動性比率    売上がストップしてもどれくらい資金繰りに耐えられるか1~1.5ヶ月が基準      (現金及び預金+売買目的有価証券)/(売上高÷12ヶ月)   (2)長期安全性分析 ・ 固定比率    設備投資をどの程度純資産でまかなえているか 100%以内が理想、業種によって異なる。      (固定資産/純資産)×100% ・ 固定長期適合率    規模の大きな設備投資は

ビジネス会計検定(キャッシュ・フロー計算書)

そして キャッシュ・フロー計算書 です。貸借対照表と損益計算書の分析では黒字で優良だったにも関わらず、手元に資金がないので倒産という事例もありえます。重要な指標であることは間違いなしです。 書店に行ってもビジネス書コーナーに一杯並んでるんでまちがいなしなんでしょう。 1:キャッシュ・フロー計算書の仕組み ・キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー=資金の流入-資金の流出 ・キャッシュ    現金同等物 と定義されている。 現金(手元預金、要求払預金)・現金同等物・負の現金同等物 ・キャッシュ・フロー計算書の区分 (1) 営業活動によるキャッシュ・フロー 1)営業活動からの収入(A) 2)営業活動への支出(B) 営業活動によるキャッシュフローの増減額(C=A-B) (2) 投資活動によるキャッシュ・フロー 1)投資活動からの収入(D) 2)投資活動への支出(E) 投資活動によるキャッシュフローの増減額(F=D-E) (3) 財務活動によるキャッシュ・フロー 1)財務活動からの収入(G) 2)財務活動への支出(H) 財務活動によるキャッシュフローの増減額(I =G-H) (4)現金及び現金同等物の増減額(J=C+F+I) (5)現金及び現金同等物の期首残高(K) (6)現金及び現金同等物の期末残高(L=J+K) ・表示方法 直接法:主要な取引ごとに総額で表示する方法 間接法:損益計算書に調整項目を加減する方法 2:連結キャッシュ・フロー計算書の仕組み 営業活動によるキャッシュ・フローの区分 税金等調整前当期純利益(A) 現金及び現金同等物の変動を伴わない損益(B) 投資活動および財務活動に関する損益(C) 営業活動に係る資産及び負債の増減額(D) 小計(E=A±B±C±D) 投資活動および財務活動以外の活動による現金及び現金同等物の増減額(F) 営業活動によるキャッシュ・フロー(G=E±F) 投資活動によるキャッシュ・フローの区分 投資活動からの収入(H) 投資活動への支出(I) 投資活動によるキャッシュ・フロー(J=H-I) 財務活動によるキャッシュ・フローの区分 財務活動からの収入(K) 財務活動への支出(L) 財務活動によるキャッシュ・フロー(M=K-L) 現金及び現金同等物

ビジネス会計検定(株主資本等変動計算書)

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ということで 株主資本変動計算書 ですが、聞いたことないです。 会社法の施行 に伴いできたもののようで 純資産の部の変動を示す計算書類の様です。 ふーん。そんなんあるんや知らんかった。 作り方は ココ にのっかってます。 テキスト にはほとんど載っとらんぞ(笑)。 1:定義 ・純資産の部について 株式会社では取締役決議で剰余金の分配や 株主資本の計数を変動させることができてしまう。 ・株主資本等変動計算書 前期末貸借対照表と当期末貸借対照表をつなぐ(資本金) 当期末貸借対照表と当期の損益計算書をつなぐ(当期純利益) 2:株主資本の各項目の変動事由 ・当期純利益または当期純損失 ・新株の発行または自己株式の処分 ・剰余金の配当 ・自己株式の取得 ・自己株式の償却 ・企業結合による増加または分割型の会社分割による減少 ・株主資本の計数の変動 資本金から準備金または剰余金への振替 準備金から資本金または剰余金への振替 剰余金から資本金または準備金への振替 剰余金の内訳科目間の振替 当期末残高の金額が連結貸借対照表の純資産の金額と 一致するというのがキモだそうです。横に並べる表形式が主流のようです。 中小企業診断士のテキストにもあるし、すべての会社で準備する必要のある 財務諸表なんで軽視すべからずですな。 今日はもう一項目いくか。

ビジネス会計検定(損益計算書)

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損益計算書 です。はい。これも簿記で出てくるんで 慣れてる人は慣れてるし、費用と収益の関係を覚えておけばなんとかなるんかな・・・。 1:基本 ・利益(損失)=収益-費用 ・利益構造 売上高-売上原価= 売上総利益 売上総利益-販売費および一般管理費= 営業利益 営業利益+営業外収益-営業外費用= 経常利益 経常利益+特別利益-特別損失= 税引前当期純利益 税引前当期純利益-法人税、住民税及び事業税+法人税等調整額= 当期純利益 ・3原則 発生主義 の原則=費用計上のルール 実現主義 の原則=収益計上のルール 費用収益対応の原則 =期間帰属のルール ・表示ルール( 明瞭性の原則 )   2:売上総利益の計算 ・売上高 収益認識 :出荷基準、積載基準、引渡基準、入荷基準、検収基準 工事進行基準 :長期に渡る場合 ・ 売上原価 =期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高 ・ 製造原価明細書 :製造業においては原価計算して製造総費用を出す。 当期製品製造原価=期首仕掛品棚卸高+当期総製造費用-期末仕掛品棚卸高 売上原価=期首製品棚卸高+当期製品製造原価-期末製品棚卸高 3:営業利益の計算 ・ 販売費および一般管理費 人件費:給料、賞与、福利厚生費、法定福利厚生費 広告宣伝費:CMとか看板、その他もろもろ 交際費:夜の接待(苦笑) 旅費交通費:営業マンが移動時に使う電車代等 支払手数料:販売手数料や荷造費、運搬費等 賃借料:事務所やなんかの賃料 通信費:会社支給の携帯電話代等 水道光熱費 保険料:火災保険や損害保険等 貸倒引当金繰入額:売掛金や手形が回収できない際に備えて積立 租税公課:税金のこと 減価償却費:固定資産の価値減少を金額にしたもの のれん 償却額:M&Aの時に使うやつ 4:経常利益の計算 ・ 営業外収益 受取利息 有価証券利息 有価証券売却益 有価証券評価益 受取配当金 仕入割引 投資不動産賃貸料 為替差益 持分法による投資利益 雑収入 ・ 営業外費用 支払利息 社債利息 コマーシャル・ペーパー利息 有価証券売却損 有価証券評価損 手形売却損 売上割引 社債発行費償却 為替差損 持分法によ

ビジネス会計検定(貸借対照表)

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今日は貸借対照表です。簿記やれば自然に読めます。 自社のものをぜひ一度見てみることをおすすめします。 色々とわかります。 無借金経営してる企業なんてはっきり言ってありえませんので。 会計してないと、へぇー無借金経営なんだと驚きますが はっきり言って「嘘」です。 今まで騙されていた僕がいうから間違いない(笑)。 1:貸借対照表とは ・勘定式:株主総会とか事業報告に用いられる。 ・報告式:有価証券報告書に用いられる。 資産合計=負債合計+純資産合計 ・ 正常営業循環基準 仕入→製造→販売のサイクルを基準 1年以内=流動、1年超=固定 ・固定性配列法 ・ 総額主義 資産項目、負債項目および負債項目と純資産項目を相殺して 貸借対照表から除外してはならない。 2:資産 ・ 流動資産 (流動性が高いものから順に)   現金、預金 受取手形 売掛金 有価証券(売買目的有価証券):売買目的は時価評価、その他は取得原価 棚卸資産:作業屑とか貯蔵品等も計上する必要がある。 前渡金 前払費用 未収収益 短期貸付金 未収金(未収入金) 繰延税金資産 ・ 固定資産 有形固定資産:建物、機械、土地、リース資産、建設仮勘定 無形固定資産:特許権、商標、ソフトウエア等に加えて のれん も含まれる。 投資その他資産 ・ 繰延資産 創立費 開業費 株式交付費 社債発行費 開発費 ・資産の評価基準 取得原価:購入価格に付随費用を加える 時価 :再調達原価と正味実現可能価格 割引現在価値 :資産の利用から得られる将来のキャッシュフロー 償却 :定率法、定額法 3:負債 ・ 流動負債 支払手形:法的債務にあたる、営業上の未払金 買掛金 短期借入金:1年以内に返済期限が訪れる借入金 未払金 社債(1年以内) 未払費用 未払法人税等 前受金 預り金 前受収益 引当金:評価性引当金、負債性引当金 ・ 固定負債 社債 長期借入金 リース債務 引当金:特別修繕引当金、退職給付引当金 繰延税金負債 4: 純資産 株主資本:資本金、資本剰余金、利益剰余金、株主資本 評価、換算差額等 新株予約権:ストックオプシ

ビジネス会計検定(財務諸表とは)

簿記2級まで50日程ですが、 ビジネス会計検定 までも60日切ってます。 少し勉強はしとかないとということで、ようやくお勉強開始です。 合格するかは別として2級受験と腹くくりました。 1:基礎的なとこ 財務諸表はステークスホルダーが財務分析を行うために使用する。 債権者ならお金が返済できるかどうか、株主なら収益状況はどうか、 取引先ならものを売って大丈夫か、従業員なら給料は大丈夫かといった具合。 以下のような感じの区分だそうです。まあ概ねの区分ということで 理解しておけばいい模様。 会社法         貸借対照表         損益計算書         株主資本等変動計算書         注記表 証券取引法         貸借対照表         損益計算書         株主資本等変動計算書         附属明細表         キャッシュフロー計算書 2:ちょこっと突っ込んで (1)会計とは? 利害調整機能と投資判断情報提供機能が代表的な役割 (2)会計がよって立つ法律 ・金融証券取引法=発行市場と流通市場向けに開示する書類を定めている。 ・会社法=株主と債権者の保護が主な目的、財務諸表は計算書類と呼んでいる。  具体内容に関しては 会社計算規則 で定められている。 ※中小企業向けには「 中小企業の会計に関する指針 」なるものがある。   (3)金融商品取引所の開示規制 自主規制の一環で情報の適時開示を要求している。 決算短信 にて 情報開示がなされている。 3:連結財務諸表 (1)財務諸表 年に1回、年度財務諸表、年に3回は四半期財務諸表が作成、公開される。 (2)連結の範囲 ・ 子会社 :親会社に支配されている会社 ・ 関連会社 :一定の影響力を行使できる会社 (3)作成の基礎 ・連結貸借対照表 親子間の投資と純資産の相殺消去 債権債務の相殺消去 ・連結損益計算書 連結会社間取引の相殺消去 未実現損益 の消去 ・連結キャッシュ・フロー計算書 原則法と簡便法がある。原則法で作成すると大変 (4) 持分法 株式の持分に応じて投資利益を計上する。 「一行連結」と呼ばれることもある。 (5)連結財務諸表に特有の項目 ・連結貸借対照