ミクロ経済学(完全競争市場)

土曜とか日曜とか休日はまとまった時間が取れるので、こういったのを
まとめられるんですが・・・・。残り3章を平日3日間で終わらせる予定ながら
ブログは休むかもしれないです(笑)。

先の2日で消費者(需要者)と生産者(供給者)の行動を見てきて
それがくっついて今日の市場の話になるということは何とか理解できました。

さて基本になるのは下図の需要供給曲線です。


必ずどこかで見たことがあるという線になります「需要と供給が一致すれば
価格均衡状態になる。」ということを表している模様です。


1:価格の決定
・市場の需要曲線→消費者需要曲線の水平和で上図(青)の線にあたる。
・市場の供給曲線→生産者供給曲線の水平和で上図(赤)の線にあたる。
完全競争市場の条件=以下5点
需要者と供給者はプライスティカー(価格受容者)
多数の需要者と供給者の存在
財の同質性
情報の完全性
・価格調整メカニズム
超過需要→価格の引上、超過供給→価格の引下
均衡点に向けて需要と生産が調整される。=神の見えざる手
・需要曲線のシフト要因(需要増=右シフト)
1)所得の上昇
2)商品の人気上昇
3)代替財価格の上昇
4)補完財価格の下落
・供給曲線のシフト要因(供給増=右シフト)
1)生産コストの低減
2)技術革新が起こった場合
3)市場に参加する企業が増加
・供給曲線が上に移動する要因(価格上昇)
主に課税による価格上昇
・均衡点が存在しないケース
均衡価格=0⇒価格がゼロでも供給量が多い(例:空気)
均衡取引量=0⇒ 生産コストが需要者の支払える価格を超えている(例:高額品)

2:市場の安定化
  ・ワルラス的調整過程
超過需要と超過供給を価格変動で需給均衡させようとする。
株式市場や卸売市場といったリアルタイム性が高い市場で働く。
  「需要>供給=超過需要⇒価格上昇」
  「需要<供給=超過供給⇒価格下落」  
※横=均衡点より上で横軸に補助線を引く、需給曲線間の長さで安定か不安定か判断
マーシャル的調整過程
需要価格と供給価格に差がある場合⇒生産量を変動させて需給均衡を図る
工業製品などの様な生産に時間を要する場合
  「需要価格<供給価格⇒生産増:供給増」
  「需要価格>供給価格⇒生産減:供給減」
※縦=均衡点より左で縦軸に補助線を引く、需給曲線間の長さで安定か不安定か判断
くもの巣理論
農作物や畜産物等の様に需給間に一定の時間経過が必要な場合に適用される。
均衡点にむかってぐるぐる回っていくイメージ、「収束⇒安定」「発散⇒不安定」
  「供給曲線の傾きの絶対値>需要曲線の傾きの絶対値⇒安定」
  「供給曲線の傾きの絶対値<需要曲線の傾きの絶対値⇒不安定」

3:余剰分析

※青三角形と赤三角形の合計を最大化することができるのが完全競争市場
市場均衡=総余剰が最大化される。

消費者余剰
払ってもいい金額-実際支払金額⇒上図の赤三角形
生産者余剰
実際販売価格-売りたい価格⇒上図の青三角形
厚生の損失
下図の吹き出しのある三角形の部分が「厚生の損失」
課税とは総余剰を減らす効果があるとのこと。

4:純粋交換経済  
各消費者は交換を行うことでそれぞれの効用を高める。
無差別曲線同士を合成して効用水準の最大点を求める。
エッジワースのボックスダイアグラム

パレート最適=パレート効率
他の消費者の効用を減少させることなくもう一方の消費者の効用を高めることが
できなくなる均衡点「個人Aの限界代替率=個人Bの限界代替率」という状況

何となくな理解ではあるものの、均衡点がカギのよう。いずれも均衡を保っているところで
最大の面積(効用)を得ることができる。課税等で政府が介入すると面積が小さくなるよ。
てなことかな。

明日はまとめられるか不安な点はあるけど不完全競争市場です。
大好きなゲーム理論が出てくるんでやや楽しみです。

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