FP1級のお勉強(その1) A分野:ライフプランニングと資金計画

一応、金融関連に勤務しているので2級FP技能士証券外務員1種の試験は合格しているのですが、取りあえず実務経験の要件が満たせるとのことなので1級FP技能士試験でも受けてみようかと思った次第です。
この試験、基礎編と応用編に分かれていてその後に実技を受けないといけない試験で、FP2級よりはるかに難易度が上がっています。基礎編などほとんど点数取れないです。
応用編のお勉強まとめとしてこれから5回(A分野、C分野、D分野、E分野、F分野)メモをまとめていこうと思いました。2020年1月試験対策です。
テキスト問題集は古いですが今のところは何とかなりそうかなぁと。

今回はA分野のメモです。この分野では年金系の話が出てきます。ここは苦痛以外の何物でもないです。数をこなすしかないなぁというのが正直なところです。読み解いていくとつぎはぎ感が醸し出されているのと、わざと色々複雑にしてあって理解に苦しむような仕組みを作っているようにしか感じられません。

一応各分野リンク
A分野
C分野
D分野
E分野
F分野

◆応用編項目

1.老齢厚生年金関連

(1)定額部分の計算(経過的加算額):
1,626円×480月-780,100円×(480月-未加入期間)÷480月
(2)報酬比例部分の計算:
*給与と雑に略していますが標準報酬月額という難しい言葉使います。
(平成15年3月以前の給与額)×(7.125÷1000)×(平成15年3月以前の月数)+(平成15年4月以降の給与額)×(5.481÷1000)×(平成15年4月以降の月数)
※基本年金額は(1)+(2)となる。
(3)加給年金額:
390,100円
※試験では厚生年金加入20年以上、妻を扶養してたら合算指定されることが多い

老齢厚生年金の総額=(1)+(2)+(3)

2.老齢基礎年金関連

(1)老齢基礎年金:
780,100円×(480月-未加入期間)÷480月
※480月というのは40年ということで20歳から60歳まで加入を前提としているから
※未加入期間は1月余計にカウント必要、2月~3月なら14ヶ月でないとダメみたい

(2)繰下げ支給
老齢基礎年金×(1+0.7%×65歳到達月から繰下請求前月までの月数)
※繰下げは最大60ヶ月なので70歳から受給で42%増となる

(3)繰上げ支給
老齢基礎年金額×(1+0.5%×繰上げ請求月から65歳に達する日の前月までの月数)

3.在職老齢年金関連

(1)高年齢雇用継続給付金調整前の在職老齢年金:
老齢厚生年金(報酬比例部分)-(標準報酬月額+(老齢厚生年金÷12月)×2分の1×12月

(2)高年齢雇用継続給付金調整後の老齢年金:
(1)-(標準報酬月額×6%×12月)

高年齢雇用継続給付金
賃金の額が60歳到達賃金(月額)の61%未満の月に支給
支給対象月の賃金額×15%
老齢厚生年金を受けている場合(28万円を超えるケースが多い)は以下が支給停止
標準報酬月額×6%

4.老齢基礎年金免除関連

780,100円×(保険料納付済期間+平成21年3月までの免除期間月数×3分の1+平成21年4月以降の免除期間月数×2分の1)÷480月
※平成21年3月までは年金の国庫負担が3分の1だが同年4月以降は国庫負担が2分の1

5.遺族給付関連

(1)遺族基礎年金
780,100円+224,500円×第2子までの子供の数+74,800円×第3子以降の子供の数
(2)遺族厚生年金
老齢厚生年金報酬比例部分×4分の3

遺族給付=(1)+(2)
死亡一時金は36ヶ月以上加入していれば8,500円加算される

6.中高齢寡婦加算関連

(1)65歳まで
780,100円×4分の3+遺族厚生年金
(2)65歳以後
遺族厚生年金のみ

◆基礎編項目

3.後期高齢者医療制度:国民健康保険と後期高齢者医療制度
4.介護保険制度:介護認定、給付
7.国民年金:被保険者、保険料
8.老齢厚生年金の繰下げ繰上げは同時だが繰下げは別々もできる。
10.企業年金個人年金国民年金基金中退共特退共小規模企業共済
11.確定拠出年金個人型DC簡易型DC制度移管税制優遇措置

とりあえず1回目はこんな感じで完了、正直なところ言うと年金関連とか制度関連調べようとすると金融機関がSEO対策で作ったサイトがいっぱい出てきて分かりやすく図示されていたりするけど、厚生労働省とか日本年金機構とかのサイトですべてわかりやすく網羅されていれば、わざわざ幾つもサイトを巡らなくてもいいのにと思って非常に残念。
まぁ国民に知られると色々と不都合な制度なのと自分たちの外郭団体をどんどん増殖できるようにしておかないと組織を拡大できないから色々と複雑にしているんだろうなぁ。

年金の場合、金融機関のサイト(特に保険系)も不安を煽るとかを前面に出しすぎていて信用ならないと感じるし、確定拠出年金の場合は証券とか銀行がお得を前面に押し出して商品売ることしか考えていないし、年金ある国で老後の不安煽って商売するのって日本くらいじゃねぇのかと思って非常に不快感を感じた次第、日本の場合はFPっても手数料稼げる保険とかと引っ付いてて信用できないから。なので、A分野はしっかり学ばないと騙されるので注意です。
ちなみに年金基本額の780,100円、2018年テキストでは779,300円でした。恐らく0.1%ずつ引き下げていく引き上げていく魂胆なのかな。

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