入門書を読む前の経済学入門2日目

第3章まとめ。とりあえず景気循環と為替レートの話の模様

景気循環
・40カ月循環 キチン循環→在庫増減による変動
・10年循環  ジュグラー循環→設備投資循環
・20年循環  グズネック循環→建築物による循環
・50年循環  コンドラティエフ循環→長期循環

■為替レート
・円安=輸出した商品の手取増→原価低減可→競争力強化
輸入品の価格上昇→原材料価格上昇
・円高=輸出した商品の価格増→価格上昇→競争力低下
輸入品の価格低下→原材料価格低下→原価低減
・均衡為替レートの均衡点で交換レートが安定する。 
※経常赤字=>円安、経常黒字=>円高
・ 貨幣=金利の低いところから高いところへ流れる。

■保護貿易理論 
・マルサス
(1)食糧安全保障論:大国は他国の嫉妬を招きやすく食糧の外国依存は危険
(2)農工の調和的発展論:過大な工業人口は国民の幸福、健康、道徳に好ましくない。
(3)安定経済論:穀物自由化は穀物価格の大幅な変動を伴い、農民に深刻な影響を与える。

・現代の理論
(1)幼稚産業保護論:将来は輸出産業に成長すると思われる産業を保護する。
(2)貿易赤字の累積:相手国の輸出規制を要請
(3)失業の増大:輸入超過による10%を超えるような失業率の上昇
(4)安全保障の問題:国防、エレクトロニクス、バイオ、遺伝子等の輸出禁止措置
(5)社会の混乱:急激な産業構造の変化

リカード自由貿易論(比較生産費の原理)
優位なものの生産に特化し貿易をおこなうことで世界全体の利益は大きくなる
(1)貿易をした国に利益をもたらす。
(2)人々に生活必需品の安さと豊かさを提供する。
(3)労働者の賃金(穀物賃金)が下落する。
(4)利潤の増大→製造業の繁栄→イギリスの繁栄(世界の工場)
(5)国際的な信頼関係の樹立

保護貿易と自由貿易に関しては議論がいろいろあると思う。
国際貿易紛争を解決するために作られたGATTが発展しWTO
今後は中国の経済規模が大きくなるが世界全体でその成長の果実をきちんと
享受していけるようなシステムを整備することが課題

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