GoogleAtomsphare2015聞いてみての感想

行ってきましたよ。
Google Atmosphere Tokyo 2015


出張で3ヶ月ぶりに東京行きましたが・・・
東京の宿泊出張は嫌ですが、今回は2日共参加しますた。



様子はこのへんのレポートでと思いましたがあまりないみたいですね。

https://www.hands-lab.com/contents/?p=1843
http://japan.zdnet.com/article/35066126/
http://shocolinjp.com/3546
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/18/google-women-will_n_7617388.html


一言でいうとGoogleのスンバラシイサービスを使えば
ワークスタイルが改善できてイノベーションバンバンですよという
内容です。(笑)
そんな身も蓋もないと言われそうですが、真剣にそのヒトコトでした。

残業代0法案で結構モメてますが、その前に
通勤しなくてもいい形とか、会社に縛られなくて済むような
そんな生き方ができる制度、環境を作ってからやらないと
で、それを実現できるのがGoogleなわけです。

まずオフィスは無くしちゃいましょう。
だって、大半がPCと電話と訳の分からないミーティングの
ためだけに通勤しているわけでしょ。

そもそもが作業の成果物たるデータが
ファイルサーバとか業務システムにあってそれが
自社からしかアクセス出来ないとかするから
セキュリティガチガチにしないとダメなんでしょ。

じゃぁ、そんなもん雲の上に上げてしまえばイイ。
不正アクセスが~とか言うでしょ。世のIT担当さん。
自社で持つよりGoogleとかAmazonの方がよっぽど安全です。
こんな仰々しいもの自社で取れる体力あるとこありますか?
そこまでのセキュリティですよ。後は自分たちのルールの
話にできますよね。クライアント側だけの話です。
データを残せないようにすればいいし印刷を制御したり
きちんと監査ログをとれればいいだけです。

心配ならChromeBook渡してシンクラで使わせれば
いいわけですよ。そんだけの話。

メールもGoogleに預けるほうがマシです。
メールサーバ構築と維持、どんだけ手間がかかるか。

そんで業務システム、下手すりゃそういうサービス捜すというのも
手かもしれないけど敢えて持ちたいんであればAWS上にサーバ
立ててそこにフリーのERPをぶち込んでしまえばイイ。
そこまではというならコレ位でいいと思いますよ。
そんな詳細な会計システムいらんでしょ。一般事業会社では
付加価値あまり生み出さない領域だから。
高いお金出さなくても業務システムは組めるんですよ。
その分、別のとこに注力してビジネスの仕組を考えましょうや。

最後に電話とかFAX、これがワークスタイル変革の最高の癌です。
こいつがあるからオフィスが必要です。であれば
電話交換機と内線を捨てちゃいましょう。
FAXもGoogleDriveで保管できる奴使えばいいんです。


で、Google Atmosphere Tokyo 2015から受けたメッセージから
考えた理想のオフィス環境

1.Officeを全てGoogleに(Google Drive for Work
 1,200円/月ユーザ【2015年6月現在】
 ・容量使い放題のファイルサーバと
 ・MSOffice(マクロは使えませんが・・・)相当のツール
  なんとEXCELでできない同時編集ができるのです。Max50人同時編集
 ・ハングアウト(ビデオ会議、内線、チャット)
 ・Gmail→独自ドメインでも使えます。
 
これだけでオフィスからファイルサーバやメールサーバを撲滅できちゃいます。
PCも自分の持ち込んでもいいんじゃねとなりそうですが・・・
データが残ってしまう。そこで

2.ChromeBook for Work
  もう少し選択肢が広がればChromeBookを社員に買ってもらうか
 配布すればいい。追加で21,000円/台いるけれどもアカウントを
 作ってあげればすぐにオフィス環境が出来上がるわけですよ。
 PC壊れても機械取り替えればいいだけだから簡単。
 すっごく管理者も幸せですよ。コレ
 
ここまで来たらオフィスいらないんじゃないのと思いますが
業務サーバが残ってるじゃないか。

3.業務システムとデータセンター
 全部Webベースのシステムに載せ替えてしまうのがイイ。
 ERPとかいるんならコレかなぁとOSSなので
 ソースは全部開示されてます。(Python言語だそうです。)
 海外の会計ソフトなので日本の法制度とかに強くないです。
 そういった部分はデータをエクスポートして日本の税務当局用の
 書類を手作業とかスプレッドシートで作る必要があります。

 それが嫌ならAWSEC2のインスタンス立てて
 EBSを契約してからWindowsサーバを立てて日本のERPを
 入れてください。クラウド対応してるか確認するといいと思いますが
 大半の事業者は嫌な顔をするかもしれません。

 ECサイトやりたいんだという場合、ODOOでも対応しているらしいですが
 実績があるならこいつでもいいかもしれません。

 業務システムのバックアップはS3に定期保管するようにすれば
 一丁上がりです。
 ちなみにAmazonの仕組を使う場合はいかにサーバの電源を
 入れないようにするかという思想が大事です。
 ずっと電源を入れる必要があればこっちの方が
 いいかもしれません。けどAmazonほど守りは硬くないかも・・・。

 社外からツーツーが嫌だという場合有料のProxyサーバを契約して
 固定IPで接続できる環境を作ればIPを固定してフィルタリングできます。
 
最後の難関が残っています。そう電話とFAXです。

4.外線電話とFAX
 高いけどクラウドPBXを入れるかこうやって完全に個人ベースの
 050電話番号を名刺にすってしまうかですね。
 でFAXはGoogleDriveに保管できるこういうのがありました。
 日本のサービスだとこいつでGmailのFAX。受信アドレスに送信という
 形になるのかなぁ。


そうイメージとしては上の図のような感じでしょうか?
ここまですれば、オフィスに行かなくても良くなりそうな気は
します。

どうしてもオフィスが必要なんだという場合はレンタルオフィスでも
借りてください。

いくら位になるのか気になるので概算してみた。大体10名で計算してこんな感じ
諸条件は異なるし必ずしも当てはまらないので参考程度で見てください。

サービス単価おおよそ月額おおよそ年額
Drive for Work1,200円/月(1ユーザ)12,000円144,000円
ChromeBook約40,000円/台400,000円
CMC(管理コンソール)21,000円/台210,000円
Odoo(ERP)人件費(設定にかかる)
有償サービスもある
初期:約300,000円
保守:13,500円/月(1ユーザ)
135,000円
参考
1,620,000円
参考
EC-CUBE(ECソフト)人件費(設定にかかる)
AWS(m3.large、1TB/ESB)300$/月(1台)※2台72,000円864,000円
スマホ約8,000円/月80,000円960,000円
インターネットFAX1,500円/月(150枚)1,500円18,000円
電話初期:1,000円、500円/月(台)5,000円70,000円
合計※参考部分は抜き170,500円2,666,000円


ちなみに東京都心のオフィスだと10名規模なら50坪換算として単価15,000円とすると
750,000円/月なので9,000,000円/年ですな。
普通に考えるとオフィスに人集めること自体がここまで高コストになるわけですよ。

オフィスに縛られなければ色々な働き方とかも考えられるしいろいろな人も働ける。
色々と新しいことも生まれてくると思う。
まぁ、会社には恐ろしくてこんなこと報告できないけど・・・・。


極端な事言うとホワイトカラー(事務職)についてはオフィスに縛り付けて時間換算で
給料払うという発想自体がおかしいし、日本の商慣習みたいな特殊性なくしてしまえば
共通スキルなのであれば1社契約というより複数社との契約も可能になる。
むしろセーフティーネットにもなるし複数社契約は認めるべきだと思う。
そうすればパートと正社員で同じ様な評価ができると思う。
ボーナスについてもその時点で契約期間を満たしている人全員に支給スべきですよ。
1つの会社に縛られてリスクしかない状態でホワイトカラーエグゼンプションなんて
ナンセンスです。きちんとセーフティーネット設けて多様な働き方ができる環境を
作った上でやるべきでしょ。
んで人に優しくない企業には思い切り金銭的負担をかけるといい。結局人をゴミの様に
扱う企業が金銭的に損するんだと見せしめないとワークスタイルなんて変わらないし
考え方なんて変わらないんだと思う。

何かまとまりないですが、以上


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