プロジェクトマネージャ(プロジェクト統合マネジメント)

さて、今回はプロジェク統合マネジメントについてまとめてみます。

■プロジェクト統合マネジメント
 プロジェクトの各プロセスを相互に調整した上でプロジェクトの目標
 達成を図ること

1:立上げプロセス群
 (要求理解→目的・目標の明確化→条件決定)
 (1)プロジェクト憲章作成
  プロジェクトを開始するために高次のプロジェクトの記述を行う。
  ①プロジェクトのビジネスニーズ
    ビジネス上のニーズ、目標を記述する。
    経緯や背景を踏まえたビジネスニーズを記述する。
  ②プロジェクトゴールの設定
    プロジェクトの結果としての成果物の定義とプロジェクトの
    ゴールについて記述する。
  ③条件の設定
   制約条件や前提条件、プロジェクトスタッフの情報等を
   記述する。
  ④プロジェクト環境
   プロジェクトに関する標準、プロジェクトへの組織的な要請を
   記述する。

  概ね下記のような内容を記述する。
  ・プロジェクトの目的
  ・定量的な成功基準
  ・スコープ定義と、スコープ除外範囲
  ・顧客の期待
  ・ステークホルダ
  ・プロジェクトのビジネスケース
  ・コストの概算見積もり
  ・納期、および、特に重要なマイルストーン
  ・プロジェクトマネジャーとスタッフ
  ・プロジェクトライフサイクルと、プロジェクト管理への要求
  ・主要な制約と前提
  ・認識されているイシューと組織レベルのリスク

2:計画プロセス群
 (成果物定義→スケジュール計画→コスト計画→品質計画)
  プロジェクト憲章をインプットとしてプロジェクトゴールとプロセス、ツールを
  定義した計画書をまとめる1つの計画書でなく複数の計画書からなる
 ①スコープ・マネジメント計画書
  プロジェクト・スコープ・マネジメント
 ②要求事項マネジメント計画書
  プロジェクト・スコープ・マネジメント
 ③スケジュール・マネジメント計画書
  プロジェクト・タイム・マネジメント
 ④コスト・マネジメント計画書
  プロジェクト・コスト・マネジメント
 ⑤品質マネジメント計画書
  プロジェクト品質マネジメント
 ⑥プロセス改善計画書
  プロジェクト品質マネジメント
 ⑦人的資源計画書
  プロジェクト人的資源マネジメント
 ⑧コミュニケーション・マネジメント計画書
  プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
 ⑨リスク・マネジメント計画書
  プロジェクト・リスク・マネジメント
 ⑩調達マネジメント計画書
  プロジェクト調達マネジメント

 ベースライン
  ①スコープ・ベースライン→WHAT→目標とする成果物
  ②スケジュール・ベースライン→WHEN→決められた日程
  ③コスト・ベースライン→HOW MUCH→支出予定額

3:実行プロセス群
 (計画→実行→成果物)
  プロジェクトマネジメント計画書をインプットとして計画を実行する。
 ①承認済み是正処置
 ②承認済み予防処置
 ③承認済み変更要求
 ④承認済み欠陥修正
 ⑤確認済み欠陥修正


4:監視・コントロールプロセス群
 (実行←コントロール)
 インプットはプロジェクトマネジメント計画書
  プロジェクトが計画通りに進捗しているかのチェック、遅延時の対応など
  ①進捗会議
  計画外の問題について「変更要求」を処理する。計画外の変更が行われないように
  管理する。
  ①変更要求の内容
   是正処置、予防処置、欠陥修正
  ②変更管理委員会(CCB)

5:終結プロセス群
 (成果物→納品)
  プロジェクトの成果物を納品する。
  ①成果物の納品
  ②プロセス資産の更新
  ③契約の終結

■PM試験に出そうなパターン
 ・変更管理に関する部分
  ①プロジェクト開始後の変更要求→スコープを限定して対応、変更管理委員会
  ②プロジェクト憲章→論文の設問(ア)の部分に近い

■参照URL
1:プロジェクト憲章

2:プロジェクトマネジメント計画書作成

3:プロジェクト作業の指揮マネジメント(プロジェクト実行の指揮マネジメント)

4:プロジェクト作業の監視・コントロール

5:統合変更管理

6:プロジェクトやフェーズの終結

その他


ひとまずまとめてみたものの・・・。なんというかプロセス群毎にまとめた方が
収まりがいいような気もしなくはない。
ただ、こうきてしまった以上は知識レベル単位でまとめることにする。
次回は、プロジェクトスコープマネジメントね。


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