第53回 CLR/H勉強会

またまた久々のCLR/H参加です。
前回参加が2010/7/17でOfficeの時ですが、今回は仮想化です。
もとい仮装化だったようです。
仮想化とかクラウドが当たり前になり、技術もだんだんと
いい具合に枯れてきてるようです。
そんな中でも着々と進化は続けていてなかなか面白い。
2000年~2010年までのトレンドが分散化、P2Pでしたが2010年代のトレンドは
クラウド集中化とすると、今回のMSの技術を見ると進化したメインフレーム?
ってな感じがしました。

◆キーワードは以下のような感じでしょうか・・・。
・データ集約、インフラ集約
・端末集約、デスクトップ仮想化
・アプリ仮想化

やはり仮想化用に1台専用PCがほしいところです。そのうちに
財務大臣と調整してみよう。


稚拙ながら以下まとめてみました。

1:クラウド?が語るPDC10で発表したAzure新機能が導く「約束の地」
(1)下記のような場合にクラウドを無駄なく活用できる。
・onとOffがはっきりしている。
・急速な成長が見込まれる
・予測不能な使用増がある。
・周期的に利用のピークがある。
→デフォルトで20インスタンス、100インスタンスまでは電話で受付
100インスタンス以上は与信が必要。
(2)AzureはPaSS
・インフラはMSが対応するので利用者はアプリとデータ管理に集中してほしい。
・Blob→CDNでストレージのボトルネックを改善(IXに近いところなので速度はかなり早い)
・Azure+SilverLightでここまでできるの参照サイト
http://netflixpivot.cloudapp.net/
香港にデータセンターを設けるのがネットワークでも近いのでメリットが大きい。
・既存分のスケーラビリティを拡張する形でのAzureを使う事例(60,000トランザクション/分)。
http://www.mti.co.jp/?p=3356
・開発に関してはVSだけではなくEclipseでも使える。オープンなプラットフォーム
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/interop/
(3)機能強化
・RDPで仮想インスタンスに接続可能となった。(不具合時の切り分けに便利)
・Blob(分散ストレージ)にNTFSで接続してマウントするという使い方もできるように・・・。
・SQLAzureの管理画面が80番ポートでOKとなった。(ネットワーク変更不要)
・WindowsAzureConnectによりパブリックとプライベートクラウドを統合した利用ができそう。
・EXCELでデータをダウンロードして加工するというような使い方が可能
http://www.microsoft.com/japan/windowsazure/marketplace/
・ServiceDefinitionでコンポーネントをインストールしCDNと組み合わせてAzureでストリーミング
※その他下記サイトが参考になるとのこと
http://buchizo.wordpress.com/

2:ライトニングトークス
http://area51.cloudapp.net/
※12月20日 18:00までの期間限定
http://explore.live.com/windows-live-movie-maker?os=other
http://www.sitecore.cms-solutions.jp/ja-JP/Product/SitecoreCMS.aspx

3:マイクロソフトの仮想化と運用管理はどう進化するか
(1)サーバ仮想化
HYPER-V2.0はシェアでVMWareを超えた。仮想化とOSは融合しつつあるレベル
TIPSは以下のサイトが充実
http://blogs.technet.com/b/hirookun/
・DinamicMemory=>メモリの動的変更
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/events/gg462952
・Self-ServicePortal2.0無償サービス
無償のプロビジョニングワークフローツール。運用管理負荷低減につながる。
・HYPER-V対応無停止サーバ
http://www.nec.co.jp/press/ja/1010/2101.html
(2)デスクトップ仮想化
・APP-Vを使った事例:年賀状ソフトのようなケースは非常にマッチしている。
http://www.ntt-east.co.jp/release/0912/091221a.html
・仮想サーバ上でAPP-Vを用いることでAzureとオンプレミスでアプリの差分配分を
共通化することができる。
・RemoteFX
サーバ側で処理した動画を細切れにしてクライアントに転送
サーバ側に高性能GPUが必要
DinamicMemoryと組み合わせることで仮想サーバに仮想デスクトップの
集約率を上げていくことが可能と思われる。
(3)プロセスの可視化と自動化
・Opalisソリューション
業務システムと連動した形での運用管理も視野に入れることができる。
http://blogs.technet.com/b/osamut/archive/2010/03/12/opalis.aspx
・WindowsInture
資産管理やSP適用状況等を一元管理。将来的にはAzureともつなげられる様に
考えている模様。
http://onlinehelp.microsoft.com/ja-jp/windowsintune/default.aspx

これは個人的メモ
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/column/virtual/20100913_392477.html

4:Hyper-VホストからゲストOSの状態を探る
(1)概要
レジストリを介してゲストとホストのデータ交換を行うことが可能
マルチテナント環境などで監視したい場合に使える。
http://blogs.technet.com/b/junichia/archive/2009/06/12/3253986.aspx
(2)取得可能情報
下記のレジストリキーにある情報
HKEY_LOCALMACHINE¥SOFTWARE\Microsoft\VirtualMachine\Auto
付け足せばその情報も取得できる。Script等で加工すれば仮想マシンを監視できる。
※SNMPのMS版みたいな物?

5:クマーでもできる仮想化
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/ahf/
(1)余談
・16BitOSのサポートはVirtualPC2004のみ(多分動かなくはないけど・・・)
・古いVPCイメージからの移行はそのままではうまくいかないので注意
(2)ハード
・RemotFXを使うとなるとハードの知識も問われる。高性能GPUやIO関連での投資は必須
・ネットワーク関連の設計でもかなりの考慮が必要
・DinamicMemoryに甘えた設計はNG
・Hyper-Vを使うならストレージとメモリは積めるだけ積め
・CPUはHTを有効にしたほうが台数が多ければパフォーマンス向上
・物理コア:仮想コア=1:1が妥当な割合
(3)こんな用途で・・・
・AD環境
・擬似クラスタ
・古いサーバ、クライアントの環境退避(ライセンス注意)
・小規模システムの検証環境
・開発環境
・ファイルサーバとして使用→VHDをバックアップしてしまう。
(4)まとめ
・数台規模なら敷居は低い。10台以上となるとノウハウが必要。
まずは触ってみることが重要
・仮想化ルータVYATTA
かなり簡単なので試してみても面白いです。
http://www.vyatta-users.jp/

コメント

このブログの人気の投稿

証券外務員1種勉強(計算式暗記用メモ)

GASでGoogleDriveのサブフォルダとファイル一覧を出力する

マクロ経済学(IS-LM分析)